「君と免疫。展」
あらためて、好きだった展示のこと。
木琴のような仕組みが螺旋のなかに存在することで、転がり落ちる球が音楽を奏でてゆくというもの。
それも私の背の高さくらいあるような高さからころりころりと、一つ一つの木と響きあいながら。
私は勝手に。そう、勝手に響いた心で
「命の入れ物の仕組みに動き(魂)が加わる時に、音楽が奏でられるんだなあ」みたいな、そんな感覚を覚えていました。
それも見ているときは言語化されていないのだけれど。
感覚が。好きって。伝えてくる。
命の中を命が通る。その命がまた命を生み出す。あるものまるごと全部、全部別々のようでやっぱり一つの繋がる命。みたいな。そんな感覚も。
また人の手がその転がる魂を乗せる行為が、魂と外部との関わりみたいにも。
いたのはそんな長い時間ではないけれど。
なんだかとても好きな作品だったのでした。