大切なものを守っていたものたちがふりかえると
そこにはなにもなくなっているだなんてそんなこと
大切なものはどこへいってしまったのだろう
小さな大切を また 一つ
小さな大切を 大きく見上げて 祈る
また紅茶屋さんが閉じてしまう。
紅茶、の楽しさに加えて
ティールームの素敵さ。
それはまた別物で。
茶葉は連れて帰れるとしても。
家でも美味しい紅茶は飲めるとしても。
その空間でいれてもらうものはまた特別で。
その雰囲気、特別に流れる時間
それがなくなってしまうということの
喪失感。
私は喫茶店巡りが大好きで
カフェは王国であるという信念をもち
本当にそのそれぞれの国への旅に恋してる
けど
空間自体の楽しさを。もっと。
もう少し周りにも伝えてゆきたいなと
(実際伝えているつもりなんだけど)
今、切実に思ってみたりしています。
何処ということではなく、
カフェという王国の旅そのものの楽しさ。
以前、大好きな喫茶店がありました。
心の中では今も現役ですが、
もう現実では触れられない場所。
何処かのティールームに《てぃーたいむ通信》というフリーペーパーがあったらお手にとっていただければ幸いです。
「失われた紅茶屋さん(とき)を求めて」ではないけれど、恋しさを語っております。
紅茶店。
最近の喫茶のブームに反して。
少し苦しい流れにいるところもあるようです。老舗さんでも。
美味しいお菓子も供するところは、現実的な話をするとバターの値上がりなども響くし。
茶葉輸入、税金、個人店の体力や、お客様個人の景気(お茶とケーキは生活必需品ではないから、とりわけ好きではないと削られていく対象に入りうる)そのたもろもろ。
それを背負って。
それでも美しく在り方を貫く王国たち。
その国々に存在し続けてほしいな。と。
だから今日もカフェへ。
私はカフェ文化がとっても好きで。
その優しさに甘えて、ゆるりとして。
そう。できれば。
夢みたいなことばかり書きたいけど
今月だけですでに
数件閉じるニュースを聞いていて
(移転もあるけど)
今日のこれ。
ちょっとそれはね、凹むのです。
でもまた何処か、なにかの形で。
どうか。
それかその王国が繋いでくれた
この道の先にまた旅をしてゆきます。
私は変わらずカフェの流れに身を浸す。
楽しませてもらう。
幸せにならせてもらう。
また建国してください。
新しい国もがんばって。
昔からの国もまた遊びにゆきます。
お茶時間をくれる国々に、ありがとう。