2014年06月28日

たいした、はなし、ではないのかな。

いろんな偶然が重なって。
行くはずじゃなかった場所に出た。

数年ぶりに行った場所。
とある駅。

まったく様変わりしていた。

子供のころ親と来たときの面影はなく。
大好きだった友達と遊んだ場所もなく。
仲間とも、あの子とも、あの人との場所も。
その様変わりは全ての過去をぐいっと塗りつぶすような力に満ちていた。

ない。あれも、これも、ない。

かわりに、あれやこれやできている。
今欲しそうなものがたくさんできている。

勢いがある。
今の素敵な街なのだと思う。
ここからどんどん新しいいろんな思い出が作られればよいと思う。

でも、もう。昔の面影はない。
面影がない。物理的にいろんなものがない。
あの楽しかった全ては、ほんとうに過去なんだって。

時が戻らないことなんて、当たり前にわかっていたけれど、
物理的にしっかり印をおされたような気がした。証明されてしまった。
楽しかった思い出が、その瞬間だけ焼きごてのような感じに変わった。
胸の内側から、じゅっと押し当てられている。
その熱さがじわじわと身体全体に広がる。

これは、まずい。まずい感じである。
捕まると立てなくなる、そう感じて振り払おうとする。

印をおされたかどうかで現実が変わるわけじゃない。
すべては過去で、しかもいい思い出で、思いだせば胸が暖かくなる……
そうだったのに。これからもそのはずだったのに。

印が押された。
昨日と今日、事実は何も変わっていない。
それでも、印を押された瞬間。一度きりある瞬間。
もう二度と手にできないものだという側面が、重さが、雪崩のように押し寄せてくる。
これはまずい、飲まれる感じがする。

私はこういうことには強いほうで。時折あるこの「一度」の超え方も知っていて。
たくさんの楽しさを受け止める分、過去になるさみしさも感じるけど、
それは自分の中で織り込み済みで、それ以上の思い出の幸せさを知っていて。
ちゃんとその先に立っていける体力も脚力もある、と思っていたのに。

街ごとまるごとでこられた。
ずしり。と。これは大波で。座り込みそうな感じ。

まるで写真のひとすみに火をつけたように私の思い出の感覚をじわじわとねじっていく。
一時的なものだとわかっていても辛い。これは今だけのものだと分かっていても今は辛い。

電車に乗る。

電車は、歩けなくても身体を運んでくれる。
歩かなきゃって、気を張らなくてよくなる。

感覚に食べられてしまいそうだ。
この感覚を現実につれてこなきゃいけない。
ちゃんと感じないと、ブラックホールになる。

今のこの感覚「楽しかったことが、重い」
正直に。

「だからって楽しいことがないほうがいいなんてそれは思わないの。そうじゃないんだけど今はね」
わかっていることを、自分のためにあらためてなぞる

扱いを間違えると、絶対値の高いものは、同じ純度の反対のものになる。
「重い」


しっかりこうして感じとれば、それは形を持って、扱えるものになる。
「重い」は「大事」だ。

それだけ、好きだった。
あそこで過ごしたたくさんのいろんな瞬間が大好きで。
ただ過去だということを自覚し直すだけ。
そして今もそうあったことが好きだよ、と、好きを現在形に変える。

今も好きでいることに、こういう時は体力がいるのだ。
会えないものを好きでいる、そのさみしさをこえることに、こういう時は体力がいるのだ。

お店があってくれること、面影があってくれることは思い出を支えてくれていた。
でもここから先は、自分でその思い出たちをいとおしむ、誰と何と共有できなくても抱える。

その場所が一緒に作ってくれたもの。
私とその時々の人たちとで共有した出来事たち。

だけどそれもこのおもいでは、わたしのなかにしかないもの。
もとより、このおもいでは、わたしひとりのものだったじゃないか。

そう。私は私の終わりまでこれらを持って行こう。

世界から目印はいつか消えていく。
その印は、私のなかにもらっていこうと思う。

その瞬間は、その一度は、痛みを負うとしても。
しっかり印をつけてもらう。この一度はとても貴重な瞬間だ。

その繰り返しで、一生のなかでたくさんの印を抱きしめて。
私が消える時に、私は私につけられた印を眺めて行こうと思う。
内側からしかみることができない、とてもとても綺麗で大好きな、その、印たちを。
posted by 深森らえる at 12:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月21日

夏の打ち合わせ

打ち合わせにお伺いしたら

A297E9CA-0635-4C79-BD98-1DBAE8F789FE.jpgデスクにケーキが…!

幸せです。

そしてその上45E211EB-913C-43D7-B68E-C0CF090B603E.jpgレモンタルトにオレンジのシブースト。
二つも選ばせていただいちゃって…


夏の甘やかさは仕事のやる気をかきたててくれますね♪

…文字通り甘やかされた分は
いろいろエネルギーと形にしてゆきますよ♪
posted by 深森らえる at 16:11| Comment(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月09日

考えが変わる快感

自分の考えていたことが変わるのが、楽しいな、と思うことがある。

視点がふえることで、気づきがふえることで、
Aだと思っていたものが、実はBだとわかった時

Aだと思っていた世界から
Aになることも考えられるけど結果Bに至る
そのBに至る差の分、視野が、考える幅が、広がった感じがするからだ。

Bに至るまでが、Aにプラスαすることであることもあるし
Bに至るまでに、Aの否定を通ることもある。

Aとは違う意見。
その意見を聞くことが楽しい。

もしそれを踏まえて検証してもAのままでいられたら
(意固地ではなく、きちんと話をした結果で)
Aは、他の土台を味方につけた、寄り強いAとなっている。

だから、違うものたちも、味方。
支えてくれるものたちだけじゃない。
存在してくれるものたちが味方なのだ。

よりよくなるために守っていく。
よりよくなるために変わっていく。

信じるものを抱きしめられるように。
柔軟に賢くあれたらいいなと願って。

今日も私は問いかける。
今日も私は聞きたがる。

昨日はいい一日だった。
明日もいい一日だと思う。

昨日と今日の私が、別な意見を持つ私だとしても。
昨日より今日の私のほうが、強固な意見を持つとしても。

自分であることを、自分で閉じないで
こうして世界と協力した結果のほうが、きっとよい、と思う。


posted by 深森らえる at 02:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月06日

「音と言葉の実験室」 下北沢 クラリスブックス様にて トークレクチャーいたします。

7月13日に、下北沢の古本屋さん、クラリスブックス様にて、
「音と言葉の実験室」というトークレクチャーをさせていただくことになりました。

クラリスブックスさんは、心の旅心をくすぐってくれる古本屋さん!
(と、個人的に勝手にときめきをいだきつつ思っております)
哲学、文学、カルチャー系の本がたくさんあり
絵本や海外の本や、手芸や料理や雑貨の本がまとまっているコーナーも素敵。
いろいろな美しい世界への扉を白い空間のあちこちに配置し
私たちを新しい世界への旅へといざなってくれる素敵な空間です。

その場に身を置いてぐるりとまわりを見まわすだけでもときめく……!

そんなクラリスブックスさんにて、
音と言葉をあれこれためつすがめつしつつ
楽しいひとときとお喋りをご一緒できれば、と思っております♪

****************
「音と言葉の実験室」
開催日時:7月13日(日曜日) 19:00〜20:30
参加費:1,500円
募集人数:15人程度
応募方法:クラリスブックスへメールかお電話、または店頭にて。

東京 下北沢 クラリスブックス
〒155-0031東京都世田谷区北沢3-26-2-2F
メール info@clarisbooks.com
電話 03-6407-8506

クラリスブックスさんのHPもどうぞご覧くださいませ♪
http://blog.clarisbooks.com/2014/05/31/2460
posted by 深森らえる at 08:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

女子校みたい

昨日、収録後の打ち上げにて

たっぷりはしゃいで
いっぱいおしゃべりしてるうちに
みんなで女子校みたいなモードになって


image-20140601135024.png

おばかなことで
いっぱい笑って楽しくて

リラックスしていたら

いつのまにか

image-20140601132834.png

リラックスしすぎ…だったよう。

そんなのも、たまには、ね。
文字通り、ふわぽわのしあわせびよりでした。
posted by 深森らえる at 13:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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