アヒルと鴨のコインロッカー、無事終演を迎えました。
応援してくださった皆様
ご来場いただいたみなさま
本当にありがとうございました。
まずはお礼を書きたくて。
語りとして、三カ月駆け抜けましたが
一人ではできないことをたくさん学ばせていただきました。
アヒルと鴨のコインロッカーは、
いまでこそ少しネタばれをさせていただきますが
とても「理不尽」なことが起きるお話です。
なんで?なんで? って憤りたくなる。悲しくなる。
でも憤るのも、悲しくなるのも、それだけ愛しいからなんですよね。
ほんとうに。
「理不尽」のなかでどうあるのか。
負けるのか、屈するのか、やりすごすのか、それとも戦うのか
自分だけ、人も一緒、周りへの影響、もろもろの要素があって、必ずしも理想としてた形が取れないときもあります。
どれがいいとはいえません、何を求めてもそれが手に入るとも限りません。
負けても、屈しても、やりすごしても、戦っても、
大事なものがあったこと。
いとしかったものが根底にあること。
それが最後の砦や救いになってくれる…のかな。
理不尽は、怖いです。
それでも。
どうあろうとしたか。
どう思って、どう感じて、何を大事にしたか。
覚えておきたい。
理不尽は避けられなくても、
そのなかでもぎりぎりの選択肢で。
懸命に。
ありたいように、ある姿。
ありたいように、あれない姿。
弱くてできないときがあっても、Life goes on.
続きがあるなら、自分でまたそこから。
続きがなくなっても、誰かに引き継がれていくかもしれない。
そんないろんな思いが、浮かんだ話でした。
あふれるままに書いてみました。
作品は、まず心のほうから、自分をちょっとずつ変える力をくれる。と。
そう信じています。
自分の人生だけでは経験できないことを追体験し、考えるきっかけをもらう。
考えたことを、すぐに実行できなくても、考えたところからその先の時間を始められる。
悲しいことは、愛しいものの周りでおきます。
「愛しいもの」
それがなければ感じなくてすんだかもしれないもの。
それにまつわることで悲しくても、怒りたくなっても、それでも。
愛しいものは、愛しい。
心が時に
理不尽に揺らされることになるとしても。
「愛しいもの」が増えてゆきますように。
何かに関わるたびに、そう願ってやみません。
それはきっと力のみなもと。
なんて、舞台後のテンションそのままに、書いてみました。
感謝をこめて……。
舞台、終了です。
ありがとうございました。